アップルのスティーブ・ジョブスは「他人の人生を生きるな、自分の人生を生きろ!」と警告しています。
この警告を裏付けるアンケート調査があります。
アメリカの80歳以上のシニアを対象に「人生で最も後悔していること」という質問をしたものです。
後悔したこと上位20項目は次のとおりです。
①他人がどう思うか気にしなければ良かった
②幸せをもっと噛み締めて生きるべきだった
③もっと他人のために尽くせばよかった
④くよくよと悩まなければよかった
⑤家族ともっと時間を過ごせばよかった
⑥もっと人に優しい言葉をかけていればよかった
⑦あんなに不安を抱えながら生きるべきではなかった
⑧もっと時間があれば・・・
⑨もっと思い切って冒険すればよかった
⑩自分を大切にすればよかった
⑪他人の言う事よりも自分の直感を信じればよかった
⑫もっと旅をすればよかった
⑬もっとたくさん恋愛をすればよかった
⑭もっと一瞬一秒を大事に過ごせばよかった
⑮子どもたちに好きな事をさせてやればよかった
⑯言い争いなどしなければよかった
⑰もっと自分の情熱に従うべきだった
⑱もっと自分のために頑張ればよかった
⑲もっと自分の本音を言うべきだった
⑳もっと目標を達成すればよかった
この調査結果から、後悔の多い人生として次のようなものが浮かび上がります。
他人の眼・世間体を気にして①、自分の情熱に従うこともできず⑰、恋愛する勇気もなく⑬、自分の直感より他人の言う事を優先し⑪、失敗を恐れて思い切った冒険ができず⑨、自分の本音を言うこともできず⑲、子供たちの行動も束縛してしまった⑮。
金銭や出世を追い求めるあまり、時間がなく⑧、自分の心身を犠牲にし⑩、家族と過ごす時間も犠牲にしてしまい⑤、他人の為に尽くす時間もなかったし③、旅をする余裕もなかったし⑫、人に優しい言葉をかける余裕もなかった⑥。
そのために、幸せを噛み締めて生きることもできなかった②、言い争いをすることも多かった⑯。
このように世間体や「常識」に囚われて、本当の生きがいがないので、一瞬一秒を大事に過ごすこともなく⑭、本当にしたいことのために頑張ることもせず⑱、その目標も達成することができず⑳、くよくよと悩み④、不安を抱えながら生きてきた⑦。
もちろん、後悔の少ない人生とは、結局、幸福な人生でもあります。
実際、以前に紹介した「幸せがずっと続く12の行動習慣」と今回の後悔20項目とは、全く同じことか或いは非常に関連があるものでした。
※（）内の数字が後悔20項目のうち関連事項。
1. 感謝の気持ちを表わす
（②幸せをもっと噛み締めて生きるべきだった）
2. 楽観的になる（⑦、⑨）
3. 考えすぎない、他人と比較しない（④）
4. 親切にする（③、⑥、⑯）
5. 人間関係を育てる（⑤、⑮、⑲）
6. ストレスや悩みへの対抗策を練る（①）
7. 人を許す（⑯）
8. 熱中できる活動を増やす（⑫、⑬、⑰）
9. 人生の喜びを深く味わう（②、⑭）
10. 目標達成に全力を尽くす（⑱、⑳）
11. 内面的なものを大切にする（⑪）
12. 身体を大切にする―瞑想と運動（⑧、⑩）
本年が皆様にとって、幸福で後悔の少ない365日となりますように！
