就職や転職でも、「口コミでの評価が与える影響」というのは非常に大きくなっています。そういった時代のなかで、「口コミサイトでの存在感が薄い企業」は優良人材獲得のためにどのような取り組みをしていけばいいのでしょうか?
ブラック企業という言葉に敏感な時代
これまで、さまざまなブラック企業の存在が世間を賑わせてきました。
就職や転職をしようと思ったとき、そういった評判の企業は誰もが避けたいと思うものです。中途採用を目指す人であれば、「ブラック企業から抜け出したい」という思いで転職活動をしているケースも少なくありません。
ですから口コミなどでブラック企業というレッテルを貼られてしまうのは、企業の採用活動にとって大きな打撃となってしまいます。
企業の評判は誰でも検索する
今の時代、求職中にインターネットで気になる企業の評判を検索しない人はおそらくあまりいないでしょう。
インターネット上には企業の口コミを書き込めるサイトもあるわけですから、応募する会社を絞り込んでいくなかでそのようなサイトの存在は当然気になります。
ただ、企業の規模などによっては口コミの数が非常に少ないというケースもあります。
そういった場合、求職者はインターネットから企業の評判を探ることが難しくなります。そのような求職者が次に取る行動は人によりけりですが、なかには「口コミ数の多い企業に応募しよう」と行動する人もいるでしょう。
「口コミでいろいろな意見に触れられる」ということが、その人にとっての安心につながるからです。
認定マークで求職者にアピール!
口コミ数が少ないということは企業にとっては好ましくない悪評もインターネット上に流れにくいということなので、そこは利点ともいえるでしょうが、上記のようなこともあり得ますから口コミサイトで存在感がなさすぎるというのも今の時代は考えものかもしれません。
そこで注目したいのが「安全衛生優良企業」です。
これは、従業員の安全・健康のための対策を積極的に行うなどして厚生労働省より認定を得た企業のことをいいます。
安全衛生優良企業として認定されれば認定マークを利用できますので、Webサイト等で求職者に対して「働きやすい企業である」ということをアピールできます。
またこうした安全衛生優良企業認定への取り組みによって、今いる従業員の働く意欲を向上させることも可能になります。
まとめ
安全衛生優良企業認定を受けることで企業イメージがアップすれば、より良い採用活動にもつながります。またこれは、取引先に対してもアピールになりますので認定マークの取得がさまざまなメリットを生む可能性もあります。
SNS全盛という時代にはいささか地味な取り組みといえるかもしれませんが、「真実かどうかわからない口コミ」よりも「安全衛生優良企業認定」を重視する人もいますから、優良人材獲得のためには是非こうした取り組みも検討されてみてはいかがでしょうか。