正社員の採用面接に比べ選ぶ基準があいまいな傾向もあるアルバイト・パートの採用面接。
ですがそういった採用を続けていると、「アルバイトがすぐに辞めてしまってばかりで、すぐに人材不足になる」といった問題も生じがちです。
そのような問題を解消させるには、どのような採用活動を行えばいいのでしょうか
人材の定着のために
アルバイト・パートの採用面接ですと、とくに職種経験者に対しては採用担当者の見る目も甘くなり、過去の経験だけで即採用という事例もめずらしくありません。それによって優れた人材を獲得できることも当然ありますが、そうした採用方法だといずれミスマッチが生じ、せっかく採用したのにすぐに辞めてしまうといった問題へとつながりやすくなります。
また中には、そういった状況を想定しあらかじめ多めの人数を採用するという対策を取っていることもありますが、これは望ましい採用活動であるとはいえません。
採用基準の明確化
アルバイト・パートに関してはとくに採用基準を設けていないという場合は、以下の様な形で、最低限必要と思われる採用基準を明確にすることが大切になってきます。
・態度や言葉遣いに問題はないか
・身だしなみはきちんとしているか
・やる気を感じられるか
・協調性を感じられるか
・応募者の希望条件を叶えられそうか
など
働くうえでは基本と思われることも、明文化されていることで採用担当者がチェックしやすくなり、見落としがなくなります。また採用基準を記載したチェックシートは後からでも確認できますので、あいまいな記憶のまま採用をするといったこともなくなります。
企業側の問題点にも目を向ける
アルバイト・パートがすぐに辞めてしまう要因には、店長などの職場のリーダーも絡んでいることがあります。尊敬や信頼に値しないリーダーの元だと、アルバイトやパートはすぐに辞めてしまう場合があるのです。
ですからもし、採用活動にこれといった問題点がなかった場合には、アルバイト・パートが仕事で直接関わる職場のリーダーなどに問題はないか考えていくことも大切です。
その問題点に気づき改善をしていくということは、アルバイト・パートの採用だけでなく、企業全体に対して良い影響を与えることにもつながります。
まとめ
正社員の採用に比べると軽視されがちなアルバイト・パートの採用ですが、企業によってはアルバイトやパートを基幹労働力にしていくという流れになっている場合もあります。そうした場合は、より大胆にこれまでの採用活動を見直していく必要があるかもしれませんね。