中途採用をすることによって、得られるメリットとは一体何なのでしょうか?中途採用に積極的な企業もそうでない企業も、一度そのメリットについて改めて考えてみる必要があるかもしれません。
即戦力として期待できる人材を採用できる
中途採用をすることの大きなメリットは、やはり「即戦力を得られる」という点です。すべての人材が即戦力になるわけではありませんが、同職種間の転職であれば前職の経験を十分に生かしてもらうことができます。
そして、そういった人材を採用できるということは、人材育成に関わるさまざまなコストを抑えられるというメリットにもつながってきます。
人材育成に割ける余裕があまりないという企業にとっては、これも魅力的なポイントと言えるのではないでしょうか。
自社にない人脈や新しい発想を持ち込める
中途採用する人材によっては、その社員が自社にない人脈を持っているということもあります。そうした人脈が、新たな事業展開や業績アップへとつながる可能性もあります。
また、中途採用を行うことにより、これまでは存在しなかったような柔軟な発想や新しい発想を企業へと持ち込むことも可能になります。このようなインパクトに期待をして、中途採用に取り組んでいるという企業も少なくないかもしれません。
さらに、社会人経験を長く積んできたビジネスパーソンは、転職先の企業が知り得ない業界の現状などを熟知しているといったケースもあります。そのような豊富な知識や情報網への期待も、中途採用の魅力と言えるでしょう。
入社時期の調整も可能
新卒採用ですと、ほとんどの場合入社時期の差はあまりありませんが、中途採用であればその辺も調整することが可能です。
こうしたPR活動は、将来取引をするかもしれないクライアントや中途採用を希望する求職者などに対しても有効です。
企業の受け入れ体制が整うまでしばらく待って欲しいといったお願いも、内定者に不都合がなければ聞き入れてもらうことができます。
また、中途採用であればスピーディーな採用も可能になります。欠員補充を目的として採用活動をする場合、企業側としては「できるだけ早く内定を出す」ということがその目的のひとつになることもあります。中途採用の場合は、募集告知~内定まで、早ければ数週間で完了させることもできます。
まとめ
こうしたメリットを知ることで、中途採用に対する意識も変わってくるかもしれません。
中途採用も新卒採用もどちらもメリットばかりというわけにはいきませんが、それぞれのメリットを上手く引き出していけるような採用をすることが、企業にとっては重要になってくるのではないでしょうか。