流し読みでわかる信頼獲得法

私は前職ではコンピューターメーカーのディーラーにて法人向けの営業、そして弊社に勤めて八年が経ちました。初回訪問から契約に至る迄の期間やプロセスに違いがあり戸惑うことも多かったですがお客様に信頼していただく事には大した違いは無いと思います。月並みですが

• ・誠意を持って事に当たる
• ・約束を守る
• ・お客様からのお問合せに速やかに対応する

事です。特に大事なのはトラブルが発生した時で、何が原因なのかをキャッチしてそれに対する解決案を考えて実行する訳ですが時には自分だけでは判断のつかないケースがあります。上司や先輩に相談する時には自分の考えを伝えます。もしもいくつか案があって迷った場合は「Ａ案とＢ案を考えました。私はこういう理由でＡ案の方でいきたいのですが如何でしょうか？」等簡潔に報告・相談します。経験豊かな上司や先輩はきっと色々なアドバイスをして下さる筈です。そのアドバイスを理解し自分なりの表現で誠意を持って相手に伝えようとします。伝わらなければ何故伝わらないのかを考え次の機会に生かします。その積み重ねが社内外の方に信頼を得るのではないでしょうか。

お恥ずかしい例ですが社歴の浅い時期にこんな事がありました。お取引先のスポーツアパレルのメーカーの商品管理でお世話になっているスタッフが連絡無しで出社していないとご担当者から一報が入りました。前日は出勤時間前に休みの電話が入っていたのですが・・・。一旦電話を終えて無断欠勤のスタッフに電話をしたのですが電話に出ません。しかしすぐにご担当者に電話を入れませんでした。何故なら｢スタッフに電話をしたのですが出ないんです。｣だけでは話にならないからです。その時は自分で案を出せるレベルにも達していなくて困ってしまいました。上司が「連絡が取れない状況です。申し訳ありません。このケースは勤務継続の意思が無い者と見なさざるを得ないと思います。弊社としては勤務終了の処理をしまして大至急後任の人選にあたりたいと思いますが如何でしょうか？」という内容をご担当者に伝えるようアドバイスして下さいました。ご担当者の方も賛成して下さり後任のスタッフを人選して事無きを得ました。その後も毎年定期的にお仕事を頂けたのはただ報告するだけではなく対処法を提案出来たのと、速やかに行動したからだと思います。数々のケースを経験すると様々な案が出てくるようになります。

問題が起きた時は常に迅速な「報告＋提案」を心掛けています。