人材をお探しの企業様仕事をお探しの方会社概要採用情報
TOP当社の強み取扱い業種お客様の声派遣・紹介の流れQ&A
総合TOP > 人材をお探しの企業様 > 今月のジョイント通信 >  失敗体験から学ぶ「アウトソーシング」の有効活用
MENU
当社の強み
取扱い職種
お客様の声
Q&A
今月のジョイント通信
人材獲得のヒント
流し読みでわかるシリーズ

失敗体験から学ぶ「アウトソーシング」の有効活用

社会保険労務士 庄司英尚 
TEL 03-5614-8480
e-mail:h-shoji@fan.hi-ho.ne.jp

「アウトソーシング」という言葉が、一般的に広まりはじめたのは80年代後半ですが、時代の変化に対応しやすいこともあり現在では多くの企業が何らかの業務をアウトソーシングしています。
しかしながら、必ずしもアウトソーシングをうまく活用できているとはいえないようです。私が聞いたところでは、「コスト削減につながらなかった」とか、「コスト削減にはなったが、業務代行に過ぎず専門性を持ち合わせていなかった」など不満の声をよく聞きます。
しかしこのような望ましくない結果になったのには、何らかの理由があるはずです。
ここではその理由をある会社の事例から分析していきたいと思います。

ソフトウェア開発業務を主業務とするS社(社員数20名)は、思い切って人事総務業務のほとんどを社長の大学時代の先輩が経営するアウトソーシング会社に依頼しました。
しかし、依頼し始めてから1週間もしないうちに現場では、アウトソーシング会社の担当者への不満がたまり、時には口に出して注意することもありました。
「間違いが多い」「契約範囲があいまいである」「法律を知らない」「締め切りを守らない」など問題は、山ほどありました。結局のところ今回の場合、このアウトソーサーを選んだことに大きな問題があったのです。

■このアウトソーシング会社の問題点

その1 契約前の詳細な打ち合わせが少なく、業務フローなども示してもらっていない。
その2 このアウトソーシング会社の専門分野は、テレマーケティング業務で、最近始めた人事総務業務に関しては、実績も少なく専門家もほとんどいなかった。
その3 契約内容の範囲がおおまかで、当然契約内容に含まれているような業務もオプション扱いで別途料金を請求してきた。


これらの問題点は、事前にチェックできることばかりであり、今考えればどうしてこのアウトソーサーを選んだのかと思いますが、過去のことを嘆いても仕方ないことです。
このアウトソーシング会社とは結果的に1年で契約を解約し、今では別のアウトソーシング会社を利用して運用もうまくいっています。このような失敗体験があったおかげで前回の問題点などをふまえて、慎重にアウトソーシング会社を選んだ結果、とても良い結果が出ています。
この人事総務業務のアウトソーシングの運用方法を応用して、今では数多くの業務をアウトソーシングし、業績を伸ばしています。
たとえ失敗をしても社内資源をコアビジネスに集中すべきであるという基本的な考え方を信じて、アウトソーシングを有効活用するS社からは、学ぶべきことがたくさんあるのではないでしょうか。
メールマガジンに登録 メールマガジンに登録
その他の記事も読む その他の記事も読む
人材をお探しの企業様 人材をお探しの企業様
メールでのお問い合わせ
MENU
当社の強み
取扱い職種
お客様の声
Q&A
今月のジョイント通信
人材獲得のヒント
流し読みでわかるシリーズ
PAGE TOP