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間違いやすい因果関係ー因縁果

中小企業診断士 富永 秀和
TEL03-6789- 2387
e-mail info@globalance.co.jp
http://www.globalance.co.jp/

年配の方々は「因果なものですね」とか「これも何かの因縁ですかね」という溜息ともつかない表現を多用します。 また、法律の世界では、損害賠償請求を行うためには、原告側が侵害行為と損害の間の「因果関係」を立証しなければならないとされています。

因果関係とは、簡単に言えば、原因と結果の関係のことをいいます。もう少し丁寧に説明すると、因果関係というのは、或る事物や事柄の原因が、必ず他の事物や事柄に結果を生じさせるという関係です。逆に言うと、この原因が存在しなければその結果も生じない、という関係です。

ビジネスの世界においても、因果関係を特定する作業は非常に重要なのです。しかし、案外と間違った因果関係を考えて対策を講じたため、失敗することが多いのです。

実は、仏教を理解していないことが失敗の理由の一つなのです。聖徳太子が伝えたというあの佛教のことです。

というのは、「因果関係」というのは、そもそも仏教の基本的な教えの一つなのです。 「自業自得」とも言いますが、自分の為したことの結果は何時か必ず自分に返ってくるという教えなのです。つまり、善を行えば、善い結果が返り(善因善果)、悪を行えば、悪い結果が返るのです(悪因悪果)と、仏教では考えられているのです。

ただし、「結果が出るのが何時か?」は誰にもわからないとされているのです。

このことを説明するのが、「因縁果」という考えなのです。これは、世の中の全ての出来事は、まず「因(原因)」があり、様々な「縁(条件)」が整ったときに、「果(結果)」が生じるという考えです。例えば、菜の花の種が落ち(「因」)、雨が降り(「縁」)、日が照って(「縁」)、菜の花が咲く(「果」)のです。

注意が必要なのは、縁は、原因そのものではないのです。実際、雨が降り(「縁」)、日が照って(「縁」)も、菜の花の種が落ち(「因」)なければ、菜の花が咲く(「果」)ことはないでしょう。また、雨は降っても、日が照らなければ、結果は生じることはないのです。

ところが、この縁を原因と勘違いして、間違った因果関係に基づいた対応を考えることが多いのです。

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