事業やプロジェクトを成功させるには、それが始まってから動き始めたのでは遅いのです。
事前にキチンと計画し、早めに行動をスタートさせておかなくてはならないのです。事前にキチンと計画し、早めに行動をスタートさせるというのは「逆算の発想」です。
ファーストリテイリングの柳井氏が推薦する書籍「プロフェッショナルマネジャー」(ハロルド・ジェニーン著、プレジデント社)の中で、かつての巨大コングロマリット米ITTの社長兼CEO(最高経営責任者)として58四半期連続増益を遂げたハロルド・ジェニーン氏は「本を読む時は、初めから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをする」と述べています。
これが逆算の発想です。
ゴルフでも同じことが言えます。
プロ・ゴルファーやアマチュアでもシングルプレーヤーは、カップから逆算してプレーするといいます。
つまり、先ず最初に最終的にパットをやさしいラインで打つには、グリーンのどこに乗せればいいかを考えます。
次にグリーンのその位置に乗せるには自分の得意な距離やコースの起伏等からセカンドをどの位置から打ちたいかを考えます。
そしてそのセカンドを打つにはティーショットをどうするか、ドライバーを使わなくてもいいのか、多少のドローボールを打たないといけないのかなどを考えるのです。
正に「逆算の発想」です