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流し読みでわかるシリーズ

解決すべき問題の整理法

中小企業診断士 富永 秀和
TEL03-6789- 2387
e-mail inform @g-balance.com
http://www.globalance.co.jp/

ビジネスは問題解決の連続です。

中には、解決すべき問題をたくさん抱え過ぎて悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、効率的に問題を解決することで処理できる問題の数を増やすことができます。

(頼み事は忙しい人に頼め)

ところが、うれしい事か悲しい事か、問題解決が早ければ早い人ほど、たくさんの問題が持ち込まれる傾向にあるのです。

これは不思議なことでも何でもありません。実は、「頼み事は忙しい人に頼め」という法則があるからです。

確かに、忙しい人は能力もあり効率的に仕事を処理してくれるので、良い仕事を早く仕上げてくれるのです。私もこの方針で仕事を頼んでいます。

ところが、頼まれた方はたまりませんね。中にはオーバーワークでダウン寸前の方もいらっしゃるかもしれません。そのようなビジネスマンには特に必要な「問題の整理方法」を伝授します。

【誰の問題】

まず、自分の抱えている問題は誰の問題かを整理することが大切です。

問題は、「自分の問題」、「私達の問題」、「あなたの問題」、「彼の問題」の4つに分類できます。

「自分の問題」とは、自分だけが担当すべき問題であり、これは避けることができません。「私達の問題」は、自分も担当ですが、自分だけでなくほかにも担当がいる問題なので、ほかの人に協力又は依頼することができます。「あなたの問題」とは、自分の担当ではなく本来なら持ち込んで来た人が担当すべき問題なので、当然、断る(返す)ことができる問題です。「彼の問題」とは、本来、自分達の職務とは関係のない問題です。また、自分では、どうすることもできない問題も「彼の問題」と分類されます。こうした問題は避けるべきです。

(ニーバーの祈り)

「彼の問題」に関して有名な祈りの言葉があります。

米国の有名な神学者であるラインホルド・ニーバーが唱えたもので、ニーバーの祈りというものです。

神よ、変えることのできるものについて、

それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、

それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。



 
考えてみれば、我々は「変えることのできないもの」について取り組んでいることが多いことでしょう。

※英語でHe(彼)は神を意味することもあります。

【4つの優先基準:重要、緊急、拡大、容易】

先ず「自分の問題」から取り掛かるとして、どのように優先順位を決めればよいでしょうか。一般的には、緊急度と重要度の2つの因子で考えます。

もちろん、「緊急かつ重要な問題」が最優先で、「緊急でも重要でもない問題」は後回し。悩むのは、「緊急だが重要でない問題」と「緊急でなく重要な問題」のどちらを優先するかということです。

結論から申し上げると、多くの人が「緊急だが重要でない問題」から取り掛かりますが、「緊急でなく重要な問題」にとりかかるようにして下さい。

「緊急でなく重要な問題」に取り掛かることで、やがて「緊急かつ重要な問題」を減らすことができるからです。反対に「緊急だが重要でない問題」に取り組んでいては、「緊急かつ重要な問題」が減らず、忙しさから逃れることはできません。そこで質問が湧いてくると思います。

では、「緊急だが重要でない問題」はどうすればよいのか。人に任せるか、放っておくかです。そもそも重要でない問題なので、放っておいてもたいしたことはないのです。実際、放っておくと自然に解決する問題も少なくないのです。

 

緊急

緊急でない

重要

①最優先

②優先

重要でない

③後回し

④無視



さて、緊急度と重要度でみると同じような優先度の問題がたくさんある場合は、どのような尺度で観ればよいでしょうか。それは「拡大度」と「難易度」です。

「拡大度」とは、その問題を放っておくとどれくらい事態が悪化するかの度合いです。例えば、火事でも無人島で起きた山火事なら民家まで延焼することはなく拡大度は小さいですが、都市郊外での山火事となると放置しておくと住宅地にまで延焼する可能性が高く拡大度は大きいといえます。もちろん、拡大度の大きい問題から取り掛かるべきです。

一方、「難易度」も大切な尺度です。「緊急かつ重要な問題」があれば、解決が容易な問題から取り組んで下さい。解決済の問題を増やすことができ、解決したという成功体験が自信を付け、一層やる気が出てくるからです。

この整理法を利用して、正しく問題を選択して、もっともっと結果を出していきましょう。


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