せっかく会議を開いても、メンバーから意見がなかなか出てこない(発言が少ない)という不満の声を耳にします。
よい方法があります。
まず、メンバー全員に問題を与え(例えば、「売上げを増加させる具体策を挙げて下さい」といった具合です。)、その 答えを紙に書いてもらう のです。その後、一人ずつ順番に発表してもらうのです。
こうすると、びっくりするくらい意見が出やすくなるのです。
発表は、日頃、発言が少ない人から順番に発表してもらった方がよいでしょう。
会議になっても一度も発言しない人がいますが、この方法でやると必ず一度は意見を発表することになります。この一度発言するということが大切なのです。不思議と一度発言すると、後は二度も三度も発言できるようになるのです。
また、この方法だと「既に言われてしまいました。」とか「○○さんと同じ意見です。」とうまく逃げられたり、嘘をつかれたりすることもありません。何故なら、紙に書いてもらっているので、本当かどうかわかるからです。
一方、会議になると、長々と演説を始める人もいますが、紙に書いたものを発表するだけであれば、数十秒で終わります。つまり、会議の効率化にもなるのです。
この手法は、「すごい会議」(大橋禅太郎著)で紹介されているものです。この本には、これ以外にも会議を上手に進めるコツが紹介されています。
この書籍は、付録を除くと 100 ページ余りの薄い書籍ですから、短時間で読めます。会議を活性化させたい方には是非ご一読をお勧めします。