立派な経営理念だけではダメなんです!
【立派な経営理念(社訓)の例】
一 . お客様の立場に立て、究極の満足を与えよ 一 . 夢と志を持ち、常にチャレンジせよ 一 . 困難の先に栄光がある、逆境を乗り越えよ 一 . 物事の本質を見抜け、雑音に動じるな 一 . 原因があるから結果がある、公正に判断せよ 一 . 積極果敢に攻めよ、守りは負けの始まりなり 一 . スピードは力なり、変化をチャンスと思え 一 . 自信を持て、謙虚さと思いやりを持て 一 . 笑顔と共に明るくあれ 一 . 正しくない事をするな、常に正しい方を選べ |
どうです。有名な電通の行動規範「鬼十則」にも劣らないような立派な社訓ですね。特に最後の「 正しくない事をするな、常に正しい方を選べ 」というのは、今の時代に必要なことですよね。
ただ、これは、グッドウィル・グループの社訓なのです。
グッドウィル・グループといえば、折口雅博会長が率いる企業集団で、介護報酬不正請求事件などの不祥事を起こしたコムスンが属するグループです。
この例からも、立派な社訓があることは大切ですが、それだけではダメで、やはり分かりますね。何事も実行が大切です。
また、「 夢を夢のままで終わらせない 」という社是も立派ですね。こちらは、不適切な勧誘などで一部業務停止命令を受けた英会話学校最大手 NOVA の社是です。
一方、期限切れの牛乳を使ったり、シュークリームの消費期限を延長したりしていた大手お菓子メーカー「不二家」の社是は、「 愛と誠心(まごころ)と感謝を込めて、お客様に愛される不二家になりましょう 」です。