いま、「仮説思考」で行動する企業の多くが勝ち組となっています。実際、最近までボストンコンサルティングの日本代表を務めた内田和成氏をはじめ、多くの優秀なコンサルタントが「仮説思考」を自ら実践し、クライアントに推奨し、成果を出しています。
「仮説思考」で行動するとは、簡単に言うと
①効果的と思われる解決策を検討し、決める。
②その解決策で試してみる。
③その解決策は効果があるか、論理的に正しいかを検証してみる。
④-1 効果もあり正しければ、その解決策を本格的に実行する。
④-2 効果がない又は正しくなければ、①に戻る(他に効果的だと思われる解決策を見つけ出す。)
ことです。
まず、「仮説思考」で行動することで、問題解決が早くなります。完璧な解決策と確信できるまで実行しないと、その間に事態はますます悪化していきます。経営は、スピードが命です。
また、「仮説思考」で行動することで、直感(ひらめき)を重視するようになります。ふと閃いたことが最高の解決策であることはよくあることです。経営では社長の勘はとても大切です。
しかし、勘だけに頼る経営は危険でもあります。その点、「仮説思考型行動パターン」では、④の本格的な実行に入る前に、③の検証を大切にします。この検証では、なるべく必要なデータも収集して、閃いた解決策をできるだけ理論的に実証します。
実は、③の検証を満足いくものにするためにも、②の試行が必要なのです。
明日から早速、仮説思考で行動してみて下さい。