納税額日本一「斎藤一人」が創業した銀座まるかんの経営方法は、「渡り鳥経営」だそうです。
『銀座まるかんは《渡り鳥経営》なんです。渡り鳥経営って何ですかって言うと、渡り鳥は海を越えて、遠い故郷に帰るときに、V字型になって飛んで行きます。先頭を中心にして、こういうV字型になる。
そうすると、前の鳥が羽ばたくと、後ろに上昇気流が起きます。後ろで飛んでいる鳥たちは、その上昇気流に乗って飛ぶと飛距離が伸びるんです。それで、先頭で飛んでいる鳥に『がんばってね』っていう声をかけるんです。
それで先頭が疲れると、先頭がそっと後ろへ行く。そうすると、元気なものがパッと前に出てきて、先導していくんです。
それで上昇気流を起こしながら、みんなで海を渡って行くんです。
『「変な人が書いた驚くほどツイてる話(三笠書房)』」より
一方、世界的ベストセラー『1分間マネージャー』の著者で、米国の有名な経営コンサルタントであるケン・ブランチャードも、現在に最も相応しい組織形態モデルとして「雁の群れ」を紹介しています。
雁が渡りをするときには、群れが逆V字型のパターンをつくって飛ぶ。逆V字の先頭を飛ぶのは群れのリーダーだが、この鳥が疲れると、他の鳥が代わってリーダーシップを取る。ずっと群れを眺めていれば、すべての鳥がリーダーの座につく様子が見られるだろう。
『成功へのミッション(ダイヤモンド社)』より
皆さんの会社でも、V字型経営を検討してみては如何でしょうか。
管理職は不断のストレス/激務から開放され、従業員はやる気/責任感まんまんとなり、会社の業績はV字回復、という夢のようなことが起こるかもしれませんヨ。