<店長と派遣社員の実際の会話>
店長:「〇〇さんは、いつも丁寧な接客をしてくれるから、お客さまからはとても評判がいいですよ」
派遣社員:「ありがとうございます。そういっていただけるとさらにやる気が出ますね。」
店長:「最近では、お客様からお礼のはがきが届いたり、わざわざ電話をかけてこられる方もいますよ。」
派遣社員:「それは嬉しいですね。うちの店は地域密着でやっているから、特に触れ合いを大事にしないといけないですからね。」
店長:「話は変わりますけど、来月から乳製品関連の発注を〇〇さんにお願いしたいと思うんですが、やっていただけますよね?」
派遣社員:「乳製品は、正社員の方がやっても難しい仕事ですし、私にできるかどうかは、正直ちょっと不安です。」
店長:「私もフォローするから、失敗することなど考えずに自信をもってやってみて下さい。今までの実績から考えれば〇〇さんならきっとできますよ」
<店長と派遣社員の会話から学ぶ 4つのポイント>
ポイント その1
最初に「評判がいい」と褒めていますが、もう少し具体性があったほうがいいです。
ポイント その2
お礼のはがきの話をするなら、やはり実際に届いたはがきをみせながら視覚で訴えるほうがいいと思います。
ポイント その3
発注関連は、とても重要な仕事であることを派遣社員もわかっております。その仕事を任せるということは、やる気につながりますし、それを評価してあげることこそ大事な管理者の仕事なのです。
ポイント その4
自信を持たせることと、今までの実績を評価した結果として今回任せているということをはっきり伝えてあげる必要があります。
人間には、自分を認めてほしいという欲求がありますので、レベルの高い仕事を任せるということは、その欲求を満たすことにつながり、急激にその人が変わる可能性もあるわけです。
これらのポイントをふまえて、明日から派遣社員とのコミュニケーションの取り方を変えてみてはいかがでしょうか?