私の実家はみかん作りをしており、最近、みかん作りのお手伝いをすることが増えました。
気が付いたことは、「良いみかん作りは、良い会社作りに似たり」ということです。
良いみかんを作るためには、良い 土壌 に、良い 苗 を植え、良い園芸 管理 をして育てなくてはなりません。どんなに肥沃な土壌でも、苗が良くなければよいみかんはできません。逆に、どんなに良い苗でも土壌が悪くては良いみかんはできません。また、肥沃な土壌に、立派な苗を植えても、園芸管理が良くなければ、病虫害などに犯され、良いみかんはできません。
現況、これまで短期的な増収を狙って、大量に化学肥料をやり、頻繁に農薬を散布したため、土壌が砂漠のようになり、みかんの木も疲弊しきっている農地が多いのです。この結果、美味しいみかんができなくなってきました。また、病虫害などに犯されやすくなってきました。疲弊したため、更に化学肥料をやり、病虫害などに犯されやすくなったため、更に農薬を散布するといった 悪循環 になっています。
この悪循環を断ち切り、これを直さないと中長期的な繁栄は期待できません。
企業経営も同じではないでしょうか。