人材をお探しの企業様仕事をお探しの方会社概要採用情報
TOP当社の強み取扱い業種お客様の声派遣・紹介の流れQ&A
総合TOP > 人材をお探しの企業様 > 今月のジョイント通信 >  育てる質問集:GROWモデル
MENU
当社の強み
取扱い職種
お客様の声
Q&A
今月のジョイント通信
人材獲得のヒント
流し読みでわかるシリーズ

育てる質問集:GROWモデル

中小企業診断士 富永 秀和
TEL:03-6789- 2387
e-mail info@globalance.co.jp
http://www.globalance.co.jp/

部下を上手く育てるのは上司の大きな課題、子供を上手く育てたいというのは両親の強い願いでしょう。

今日は、人を上手く育てる簡単なテクニックをご紹介します。育てたい人に対して幾つかの質問を投げかけるだけです。 部下を上手く育てるのは上司の大きな課題、子供を上手く育てたいというのは両親の強い願いでしょう。 今日は、人を上手く育てる簡単なテクニックをご紹介します。育てたい人に対して幾つかの質問を投げかけるだけです。 名付けて「 GROW (成長する・育む)」モデル。といっても私が考え出したわけではありません。GROWモデルは元カー・レーサーの英国のジョン・ウィットモア卿が最初に提唱したものです。実は、GROWというのはコーチングのプロセスの各要素の頭文字です。具体的には ■ G OAL(目標) ■ R EALITY(現状) ■ O PTIONS(選択肢) ■ W ILL(意思) です。 つまり、この順番に沿って、質問をすればよいわけです。 それぞれのプロセスと効果的な質問をご紹介しましょう。 ■GOAL(目標) まずは目指すゴールが何であるかはっきりしなければ、どちらの方向に向かって進めばよいかがわかりません。つまり、目標の明確化が大切です。目標が明確になってこそ、やる気も起き、持っている能力を十分に発揮できるというものです。 目標の明確化にとって大切なのは、できるだけ「外部基準化」することです。外部基準化とは、目標を立てた本人だけでなく、外部の人にも、目標が達成されたかどうかはっきりとわかる基準とすることです。つまり、外部基準化とは客観的な目標、数値化された目標とすることです。「いつまでに」「何を」「どれくらい」「どうする」ということを明確にさせましょう。例えば、「 2006年12月までに体重を5kg減らす」というと目標が明確になりますね。 目標を明確させると同時に、目標を達成したときには、どうなっているか、何を手にしているかなどのイメージを膨らませ、達成した時のビジョンや・報酬・評価なども明確にすることが大切です。そうすると、その目標を達成したいという気持ちが強くなり、達成したいという気持ちが長続きします。

《質問例》

・今一番達成したい事はどんなことですか?

・三年後に、どんな自分になっていたら満足ですか?

■ REALITY(現状)

GOAL(目標)が明確になれば、次に現状をキチンと把握させます。

目標(ゴール)と現状が明確になれば、両者の間のギャップ(差)はハッキリします。 《質問例》 ・その目標に対してどこまで近づいていますか? ・その目標に対して、今、どこまで進んでいますか?

  ■ OPTIONS(選択肢) 次に目標と現状のギャップを埋める解決策(方法 /手段)について選択肢を考えさせます。選択肢というくらいですから、どれかを選択できるように2つ以上の解決策を考えさせることが大切です。 《質問例》 ・これまでに一番うまくいった方法にはどういうものがありますか? ・ライバルが使っている方法で良いものはありませんか? ▼選択肢を考える上で助けになるのが、資源です。資源には、自分自身の知識、経験、能力など内部資源と資金、人脈、専門家など外部資源があります。 《質問例》 ・その件について、一番詳しいのは誰ですか? ・その件について、誰かからアドバイスを受けることはできませんか? ■ WILL(意思)  いくつかの選択肢が出揃ったら、次にその優先順位を考えさせます。優先順位を付ける基準には、重要性、緊急性、容易さなどがあります。また、それぞれの選択肢について、メリット・デメリットを考えさせることも大切です。 《質問例》 ・優先順位が一番高いのは、どれですか? ・まず、どこから手をつけましょうか? ・一番、やりやすいものから始めるとしたら、どれですか? ▼最後に、こうして選ばれた解決策(方法 /手段)をチャンと実行する意志を確認します。その際に、これも目標と同じく「いつまでに」「何を」「どれくらい」「どうする」ということを明確にさせましょう。 《質問例》 ・○○は、いつまでに達成するつもりですか? ・○○は、どこまでやる予定ですか? ※実際に上手く実行されるかどうかのカギは、外部への経過報告、上手く実行されたときのビジョン(褒美)、協力態勢です。 《質問例》 ・途中で進捗状況を報告しますか。それはいつにしましょうか? ・これをやり遂げたら自分にどんなご褒美をあげましょうか? ・これを上手く達成できたら、どんな気持ちになりますか? ・これを成功させる為に、私に何か出来る事は有りますか? (最後に) コーチングには、セルフコーチングやピアコーチングというものもあります。 セルフコーチングとは文字通り自分自身が本人に質問することです。 ピアコーチングとは夫婦など仲間(ピア)がお互いに質問することです。 お正月休みにでも、先ずはセルフコーチングやピアコーチングから始めてはいかがでしょうか。

メールマガジンに登録 メールマガジンに登録
その他の記事も読む その他の記事も読む
人材をお探しの企業様 人材をお探しの企業様
メールでのお問い合わせ
MENU
当社の強み
取扱い職種
お客様の声
Q&A
今月のジョイント通信
人材獲得のヒント
流し読みでわかるシリーズ
PAGE TOP