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経営/人生に役立つ映画-第16回-

中小企業診断士 富永秀和
TEL 03-6789- 2387
e-mail: info@globalance.co.jp
http://www.globalance.co.jp/

今回は「経営/人生に役立つ映画」の第16回で、「陽はまた昇る」を紹介します。

「陽はまた昇る」は、日本ビクターでVHSを開発し、ベータとの開発競争に勝利した幹部社員の実話を、西田敏行主演で、映画化した作品です。
西田敏行といえば、「釣りバカ日誌」での“ハマちゃん(浜崎伝助)”が有名です。ハマちゃんは落ちこぼれのダメダメ社員ですが、この映画で演じる加賀谷部長は、理想的なリーダー像となっています。
(あらすじ)
ビクターの開発部門に所属していた加賀谷は、突然、事業部長への“昇格”を言い渡されます。しかし、事業部長といっても不採算事業部の工場長で、しかも、リストラ対象の工場で、実際には左遷でした。
赴任早々の工場で待っていたものは、リストラ寸前の社員と怒号の嵐でした。流石(さすが)に気持ちは沈みかけますが、VHS開発を夢に掲げて、リストラ予定の社員をやる気にし、組織の立て直しを図ります….さて、具体的にはどのようにしたのでしょうか。





《人の名前を覚える》
加賀谷部長はまず、社員の名前をすべて覚えることから始めます。D・カーネギーの『人を動かす』でも、 「つめたい会社をあたたかくするにはひとつの方法がある。人の名前を覚えることだ。」と、名前を覚える効果が強調されています。

《ビジョンを語る》
加賀谷は、VHSの試作品が出来上がった時に、まず全事業部員前にして「長い間ごくろうさん。ありがとう」と、頭を下げて、御礼をいいます。そして、ライバルメーカーに対してVHS技術情報を公開して、ライバル企業にも同様の製品を製作できるようにしたいという考えを語ります。当然ながら、部下には、苦労して漸く開発できた新製品の技術をなぜ公開するのか理解できません。戸惑う社員に対して、加賀谷部長は次のようなビジョンを語ります。「VHSは我々を夢中にさせてくれた宝物。この機械が日本中、いや世界中の家庭で使っている光景を想像してごらん。」
このビジョンでは、自己実現と社会貢献と会社の目標が一致しています。ただ、自分や自社が良ければという利己的なものではなく、社会の為になる利他的なものになっています。しかも、加賀谷部長が語ったものは抽象的な夢ではなく、視覚としてイメージできるビジョンです。実際、目標は、イメージ化することで、達成する確率が格段に上昇するそうです。

《感動によって人を動かす》
加賀谷部長のモデルは日本ビクターで「ミスターVHS」と呼ばれ、1986年に副社長に就任した高野鎭雄氏だといわれています。高野氏は、リーダーシップに関して、次のような言葉を残しています。
「会社の中には序列やルールがあるから、権力や腕力を使えば社員は上の人の指示に従うのはあたりまえだ。しかし、権力やルールで社員に指示しても、本当に人が動いたりしてくれるわけではない。権力によってではなく感動によって人を動かすのが真の経営者ではないか。」


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