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経営/人生に役立つ映画-第6回-

中小企業診断士 富永秀和
TEL 03-6789- 2387
e-mail: info@globalance.co.jp
http://www.globalance.co.jp/

今回は「経営/人生に役立つ映画」の第6回で、前回に続いて「県庁の星」を紹介します。



「県庁の星」は、基本的にはラブコメディーですが、業務/意識改革の手本ともなります。
今回は、この観点からお話します。

織田裕二が演じる出世欲丸出しのエリート県庁職員「野村」は、三流スーパー「満天堂」に出向します。ところが、そのスーパーは業務ノウハウを持っているどころか組織図や業務マニュアルさえありません。しかも、消防署や保健所から行政指導を受けるような最悪のスーパーでした。融通の利かない典型的な役人気質だった県庁職員の野村としては、ここで得られるものは何も無いものと諦めていました。一方、柴咲コウが演じる野村の教育係で現場主義のパート従業員「二宮」は、以前から店の抱える問題には気づいていながら、パート従業員の自分では、どうせ何も変えられないものと諦めていました。




そんな折に、消防署と保健所の抜き打ち検査が行われました。結果はアウト。速やかに改善計画書を提出し、かつ、再査察に合格しない限り、処分すると通告されました。処分されると、その店舗は閉鎖に追い込まれるおそれもあります。その場合、パートは全員解雇です。そこで、パート従業員は、文書作成が上手な県庁職員に改善計画書を作成させようと決断します。併せて、その計画の実行/実施もお願いします。県庁職員としては、これまでスーパーでは御荷物だと思われていただけに、頼られると悪い気持ちはしません。しかも、自分の長所が活かせる分野です。

二人はまずスーパーの店長を説得し、スーパー全体の業務改善改革としての承認を得て、それを実行に移しました。実際に行った業務改革としては、倉庫の中の物置禁止区域をビニールテープで明示するなど、当たり前とも思えるシンプルなものでした。それでも、当初は改革に懐疑的だった社員でさえ、物置禁止区域でタバコを吸う自分に気付き、喫煙可能な場所に移動してタバコを吸うようになるのです。やがて、改革の輪は、従業員全体に広がっていきます。その結果、再査察にも合格しました。更に、満天堂は前年比の130%アップの売上増加を達成しました。リストラどころか本部からノウハウを訊かれる立場になりました。


以上が、業務/意識改革の手本としての「県庁の星」のあらすじです。

今回の業務改革は、「抜き打ち検査」が契機で始まりました。しかも、民間との人事交流制度で県庁職員が出向していなければ、成功しなかったでしょう。その意味では、業務改革の成功は、偶然の産物なのでしょうか。しかし、エリート県庁職員「野村」もパート従業員「二宮」も、従前通り諦めたままでいることもできましたが、自ら改革することを選んだのです。つまり、二人の取り巻く環境変化は偶然の産物ですが、その環境への対応は、意識的なものです。

世の中には、運命や宿命だと諦めたり、環境や他人のせいにしたりして、自分では何も行動しない人や事例が多いものです。しかし、どのような過酷な状況にあっても、人間には、それに対する反応(行動)を選択することができます。

「意識改革とは、結局、意識的に行動を選択し始めること」に尽きることを再認識させてくれる映画でした。

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