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利多主義者が成功する時代

中小企業診断士 富永 秀和
TEL03-6789- 2387
e-mail info@globalance.co.jp
http://www.globalance.co.jp/

2013年7月号(No.111号)で「give and take ? a revolutionary approach」の紹介をしました。自分で翻訳をしてみたいほど気に入った本でした。案の定、今年2月に訳本(GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代)が三笠書房から出版されました。早速、購入して読んでみました。そこで、今回は、この書籍のエッセンスを紹介します。

1.関心の四類型
原著者のグラント氏は、関心の対象(自己/他人)と強弱で人間を四つタイプに分類しました。
他者の利益を喜べず自分の利益にしか興味がない人もいます。いわゆる利己主義者です。
最近は、自分の利益にも他人の利益にも興味がない人は多いようです。いわゆる無気力者です。
他人の利益に関心がある人々は、自分の利益への興味の有無で、二つのタイプに分類できます。
他人の利益のみに関心があり自分の利益には興味が無い人は、自己犠牲的な利他主義者です。
他人の利益にも関心があり自分の利益には興味がある人は、利多主義者です。利多主義者は、利他主義者と異なり、自分の利益を犠牲することはありません。
原文では、利己主義者はselfish、利多主義者はotherishとなっていました。Otherishはselfishを意識した造語です。そこで私も、利他主義を意識した造語(利多主義)を作成しました。なお、訳文では、他者志向者と訳されていましたが、ピンとこないと思い、利多主義者と訳すことにしました。

関心の対象 他社利益
×
自己利益 利多主義者 利己主義者
× 利他主義者 無関心者



2.成功するgiver
他人の利益に強い関心がある人々は、giverです。同じgiverでも成功する人と、失敗する人がいます。
失敗者の多くは、他人の利益を自分より優先してしまう自虐的な人間のようです。こうしたタイプの会社員は、上司に上手く利用されるばかりで自分の業績が伸びないばかりか、健康まで損ねてしまいがちです。
一方、他人の利益も大切ですが、自分の利益も重視するタイプは、会社員としても出世することが多いようです。

3.もう懲りた
伝教大師は「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」という言葉を残しております。これを略して「忘(こう)己(こ)利他(りた)」といいます。
確かに、世の中には他人を犠牲にしてまでの自分の利益を追求する人が多いものです。そういう人は、自分のことは後にして、まず人に喜んでいただくことをするくらいの気持ちが大切でしょう。
しかし、本当に自分や自分の家族を犠牲にしてまで、他人の世話をしていたのでは、家族の理解や協力も得られず、やがては家族崩壊にもつながりかねません。まさに、こうこりた(もう懲りた)ということになりかねません。




4.優先順位のない利多主義
利多主義者の場合、自分と自分の家族と他人の間に優先順位に差がないのです。
人助けする際にも、「思わず」体が動くという状態です。
こうした生き方には、無理がありません。無理がないので、長く続けることができます。そして、長く続けている間に、思わぬ良いことも起こるものです。
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