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仏教を経営に活かすとすると..

中小企業診断士 富永 秀和
TEL03-6789- 2387
e-mail info@globalance.co.jp
http://www.globalance.co.jp/

「経営」とは、本来は仏教の用語で、「自分の人生をどう営んでいくか」或いは「自分自身をどう生かすか」という意味でした。今回は、仏教を経営に活かすなら、どうすべきかについて説明します。

「経営」の「経」は、布を織るときの縦糸を指します。地球儀に刻まれる西経・東経の経ですね。仏教的には、縦糸とは、縦に筋を通すべき人の道という意味です。 一方、「営」は、怠ることなく励むことです。

つまり、経営とは、人としての筋を通すべく努力することなのです。

仏教の精髄は般若心経に凝縮されています。この仏典は難解なので様々な解説書があります。平易な言葉で多数の入門書を執筆する宗教評論家、ひろ さちや氏によると、般若心経とは智慧(ちえ)の教えであり、具体的には、(1)損をする智慧、(2)問題を解決しない智慧、(3)世の中をよくしようとしない智慧の三つの智慧を指すのだそうです。

この三つの智慧を現代的な意味での「経営」に活かせるとすれば、どのように解釈すればよいのでしょう。

1.損をする智慧 これに類する経営格言としては「損して得取れ」、「先用後利(せんようこうり)」が有名です。 顧客満足経営や顧客第一主義も同様です。

2.問題を解決しない智慧  問題解決の第一の方法は、無理に問題を解決しようとしないことです。世の中には自分ではどうしようもない問題もあります。また、そのうち自然と消滅するような問題もあります。少なくともそのような問題には資源を投入しないことが洗練された経営方法です。

3.世の中をよくしようとしない智慧 これは一番難しいですね。世の中をよくしようとしない智慧とは、世間の価値観を盲信して猪突しないということです。 太平洋戦争を始めた東條英機も当時のモノサシからすれば御国のために懸命に努力した立派な人物とされていましたが、晩年になり仏教に帰依してからは、自ら人生を深く懺悔しています。 この智慧を経営に活かすとすれば、独善的にならない、無理をしない、ということでしょう。無理をすれば自他を傷つけることになり、結局は、会社を痛めることになります。また、独善的経営も長続きしません。

ダルマ

仏教を経営に活かした経営者といえば、日本航空の再建に見事に成功させた稲盛和夫氏とアップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏が双璧でしょう。

お二方に少しでも近づけるように「経営」していきたいと私も思っています。

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