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ビジネスに通じる仏教名言

中小企業診断士 富永秀和
TEL 03-6789- 2387
e-mail: info@globalance.co.jp
http://www.globalance.co.jp/

今の一当は昔の百不当の力なり、 百不当の一老なり
今の一当とは弓で的を射ようとして今回は(初めて)的に当たったということです。昔の百不当とは、これまで百回やって百回とも当たらなかったということです。矢が当たらないからと弓道を諦めるのではなく、何本も何本も繰り返し射る修練を積むと段々と実力が養われてくるのです。そして、その老練な実力によってやがて当たるようになるのです。つまり、今回の一当は、これまでの百不当の集大成なのです。

ビジネスに通じる仏教名言

これは、道元禅師の『正法眼蔵 説心説性の巻』にある言葉です。曹洞宗の開祖たる道元は、弓道に喩えて、仏道を求めても一向に真実の道が得られなくとも、あきらめずに教えに従い修行していくと、やがて真実が得られることを示したのです。
これは、商品開発でも同じです。発明王エジソンは、「これまで、同僚の研究者をたくさん見てきたが、壁にぶち当たると、皆、いとも簡単にあきらめてしまうのが常である。しかし、私は自分の求めている物が得られるまで、決してあきらめることはなかった。99回の失敗の後に、ようやく1回の成功が得られるのが普通である」と喝破したそうです。
100回の失敗よりも、たった一回の諦めが、夢を崩す。そう思ってやれば、怖いものなんて何もなかった。」と人気音楽グループ「コブクロ」の小渕健太郎さんも言っています。


過まれるを改むる善の、これより大きなる無し
「自分の過ちに気づき、それを改めることほどの善行はない」という意味です。
誰にでも失敗はあるものです。その際に自分の過ちとして、反省して、改善策を考えて実行していくこととが大切です。
しかし、多くの人は、失敗の原因を自分以外に求めたがります。他の人に責任を転嫁すれば、その場は凌(しの)げるかもしれませんが、結局、その人の恨みをかってしまいます。論語にも「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」という格言があります。
もっと怖いのは、責任を転嫁してしまえば、自分が成長する機会も失われていますということです。
確かに、ビジネス的な観点からも、失敗を改善しないのは勿体ないことです。成果を出せる人と出せない人の違いは、失敗への対処の違いにも表れます。成果の出せる人は、失敗を機会と捉えて、今まで以上の信頼を獲得していきます。その結果、失敗を犯す前よりも取引を大きくしていきます。成果を出せない人は、失敗を悪事と捉えて逃げようとすることから、今まで以上に信頼を失っていきます。その結果、全く取引が無くなってしまいます。
とは言え、自分の非を認めることは本当に難しいものです。ですから、それを認めて改めるということが大きな善行になるのです。過ちを犯すこと自体は望ましいことではないと思われますが、受け止め方によっては大きな善行を行う機会を得られるのですから、前向きに受け取ることもできますね。
この箴言は、鎌倉時代初期の僧侶・慈円のものです。僧侶といっても慈円は父も兄も摂政関白というエリート中のエリートです。その一方で、慈円は二歳で母を、十歳で父を亡くし、幼くして世の無常を覚えてしまったようです。そういう試練を耐えた人の言葉だけに重さ・深さを感じます。

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